今日も東京の街は綺麗で

社会人3年目のコンサルタントのブログ

古いwindowsPC(Let's note CF-J10)にメモリ積もうとしたらはまった

最近、QlikSenseというBIツールを使うプロジェクトに入ったので、家のPCにも入れてみるかと思ったが、windowsPCしか対応していないらしい。 普段私はMacユーザーなので、昔使っていたLet's noteに入れようと思ったが、64bitで4GB以上がシステム要件。家のLet's noteは32bitかつ2GB。ということで、OSを64bitに変更し、メモリを増強しようとしたが、ここからはまった。

事象:新たなメモリを装着すると、bios起動後、windowsが起動しない。

詳細: ・メモリ装着後、windowsが起動しない。 ・メモリを取り外すと、正常に起動する。 ・本PC対応メモリであることは確認。 ・biosは新たなメモリを認識することは確認。 ・windowsのメモリチェックツールを使用し、メモリに問題ないことも確認。

結果: 32bitOSを再インストールしたら、メモリ増設後も起動した。 ただし、その後リカバリしようとするとwindowsが起動しなくなる。 というわけで、64bitに変更することを諦めることにしたのだが、よく理由がわからない。とりあえずメモ書き

先延ばしばかりしていた僕が、先延ばしをやめた方法

ヒトはなぜ先延ばしをしてしまうのか

突然だが、私には地獄みたいな先延ばし癖がある。具体的には、

  • レポートが終わらず徹夜する羽目になったり、
  • 請求書を先延ばしにし続けたら電気が止まったり、
  • 新幹線が取れず、帰省できなかったり、
  • 一番ひどかったのは、ネット回線を切り替えたにもかかわらず、前の回線の解約を先延ばしにした結果、同時に三回線分の料金を払っていたり、

してきた。占めて2、30万円は損してきたのではないだろうか。 いい大人のくせに、なぜこんなに非合理的なのか、私は阿呆なのか、とよく思っていた。

そんな中、「世界一の生産性バカが1年間、命がけで試してわかった25のこと」クリス・ベイリー 著の中で、「ヒトはなぜ先延ばしをしてしまうのか」という本が紹介されており、これは私のための本だと思ったわけである。

「世界一の生産性バカが1年間、命がけで試してわかった25のこと」の書評は下記。

gaoka.hatenablog.com

ヒトの行動のモチベーションを表す方程式

「ヒトはなぜ先延ばしをしてしまうのか」ピアーズ・スティール著では、ヒトの行動のモチベーションを表す方程式を示している。ヒトは、様々な行動に対するモチベーションを比較した結果、最もモチベーションがわくものを選択し、行動している。

通常の行動経済学では以下の式が使用される。

{\displaystyleモチベーション=期待×価値}

しかしながら、もし人間がこれに沿って行動するとしたら、私は人間でないことになる。 幸いなことに、私は人間だ。本書では、モチベーションを表す本当の式を示してくれている。

{\displaystyle モチベーション=\frac{期待×価値}{衝動性×遅れ}}

本書で示されていた具体例を紹介する。

私があなたに10万円の賞金を渡すとする。あなたはいますぐ、それを受け取ることができる。しかし、私はあなたに1年後に換金できる小切手を渡すこともできる。この場合、何円と書けば、10万円の現金と釣り合いが取れるだろうか。

多くの人は、20万円〜30万円と答える。ここで、経済的な合理性だけではない、二つの要素が見えてくる。

一つは遅れ、すなわちあなたは現在得る利益と1年後に得る利益であれば、もちろん現在の利益を魅力的に感じるはずである。たとえ同じ金額だったとしても。

そしてもう一つの要素は衝動性、すなわちここが個人差の部分にもなるが、今こうしたい!という衝動の大きさが、遅れをより重要なものに変質させるのだ。

先延ばし人間の3パターン

本書では、先延ばし人間を3パターンに分けて、それぞれについてどうすれば先延ばしを克服できるのかを解説している。

自信喪失型

跳べないバッタの実験をご存知だろうか。バケツにバッタを入れ、蓋をする。バッタはバケツから出ようとするが、蓋がしまっているため出られない。しばらくして蓋を取ると、バッタは、本来バケツから出ていけるはずなのに、出ていくことができない。出られないと諦めてしまっているからである。これを「学習性無力感」という。

自信喪失型は、これとよく似たタイプだ。今まで何か目標を立てても、成し遂げられた試しがない。そのせいでモチベーション方程式の「期待」が極端に低く、先延ばしにしてしまうタイプである。 本書では、様々な「期待」の高め方を解説しているが、最も良いと感じたのは「小さなゴールの設定」である。細かくゴールをもうけて、成し遂げる。これにより、自信を得て、自分への期待が高まるはずである。

退屈型

こんなレポートを書くくらいなら、友達とラインした方が楽しいし、こんな勉強をするくらいなら、youtubeでアイドルの動画でも見た方が楽しいなど、目の前の作業に退屈=無価値を感じてしまうのがこのタイプである。 私はこの要素が非常に強い。本書では、「価値」の高め方を様々紹介しているが、「大きな目標との関連付け」が最も重要だと思った。単位は欲しいし、出世してお金は欲しい。そのためには、退屈だろうとやるしかないのだ。

衝動型

ああもう、15分ゲームしてから考えよう、30分動画見てから考えようというのがこのタイプ。大抵、気づいたら3時間経っていて、途方にくれるだろう。現代社会は、衝動で溢れている。程度は違えど、世界中の人々はみんな、衝動型の先延ばしをしてしまっているはずである。この対策はもう、「インターネットをオフラインにする」、これしかないだろう。特にスマホが手元にきてから、私の人生はすり減るばかりである。もはや、まともな人生を送るためには、インターネットから自分を遠ざけるか、自分にとってインターネットよりはるかに価値の高い何かを見つけるかしかないのかもしれない。

まとめ

先延ばしをしてしまうのは、人間の習性である。エジプト古代文字のヒエログリフにも「先延ばし」を意味する言葉があるほどである。私たちは、それを認め、対策する必要がある。そのためには、自分の「先延ばし」のタイプを分類し、その「先延ばし」を防ぐ方法を学び、実践しなければならない。本書は、アンケートによる、自分の「先延ばし」タイプ分類と、そのタイプごとの対策がいくつも記されている。私は、「大きな目標との関連付け」と「インターネットをオフラインにする」を実践中だが、タイプや考え方によって、選ぶべき対策も異なると思うので、「先延ばし」癖があると自覚している人は、読んだら人生が変わるかもしれない本だと思う。

ヒトはなぜ先延ばしをしてしまうのか

ヒトはなぜ先延ばしをしてしまうのか

PMOは事務員か、コンサルタントか

PMOとは

PMOとは PMO (Project Management Office) について PMOとは"Project Management Office(*1)"の略です。日本語では「プロジェクトマネジメントオフィス」、「プログラムマネジメントオフィス」と一般的に呼ばれます。 PMOは、組織内における個々のプロジェクトマネジメントの支援を横断的に行う部門や構造システムを言います。 https://www.npmo.org/pmoとは/

前職はSEだったのだが、PMOは事務をやってくれる人とのイメージしかなかった。 しかし、コンサルタントとして働くうちに、高いフィーをもらいながらPMOとして働くパターンがあることを知った。 この差はどこから生まれるのか、考えたい。

「プロジェクトマネジメントオフィス」トーマス・R・ブロック+J・デビッドソン・フレーム著

PMOの名著として、同僚から勧められたため、購入した。 本書によると、PMOの役割は、5つに分解される。

①プロジェクト支援

e.g.スケジュール管理、リスク管理、庶務など ※高度なスキルは必要ない

コンサルタント

e.g.RFP作成支援、立ち上げ支援、リスク評価など

③標準化

e.g.ドキュメントルール・ソフトウェアなど

④トレーニング

e.g.プロジェクトメンバーへのトレーニング

⑤PMの割り当て

e.g.スキル要件の明確化、支援提供

振り返ると、前の現場では、PMOは①の役割を担っていたが、 PMOの果たしうる役割は複数ある。クライアント特性、プロジェクト特性により、PMOの果たすべき役割は設定され、 特に②など高いスキルを求められるPMOは高いフィーを獲得できる可能性を持つのだろう。

ただ、PMOについては、言及元ごとに説明が微妙に異なるので、一冊読んだだけでは、なんとも言い切れなさそうだ。

生産性に取り憑かれた男と7つの解

人生は有限なのだから、生産的になりたいのは当たり前である。

生産的になるには

特に、知識産業に身を投じる者にとって、生産性とはそのまま人生の効率だ。 生産性が高ければ、その分短い時間で仕事を終わらせ、好きなことに時間を使うことができる。 ところが、気づいたらtwitterやLINE、youtubeに手を出したり、スマホゲームをしてしまったり、ぼんやりしてしまったりで、うまくいかないことだらけである。 かくいう私も、私立恵比寿中学の動画を見ていて1日を終えてしまうこともしばしばである。 そんな時に出会ったのが、「世界一の生産性バカが1年間、命がけで試してわかった25のこと」クリス・ベイリー 著である。

世界一の生産性バカが1年間、命がけで試してわかった25のこと

本書は、クリス・ベイリー氏が自らを実験台とし、生産性を高めるためのあらゆる方法を研究した内容をまとめた一冊である。 その内容の目新しさ、有用さは、あののベスト・オブ・ザイヤーに選ばれたほどだ。 本記事では、紹介されている生産性をあげる様々な方法のうち、すぐ取り入れられる7つのtipsだけ紹介したい。

①時間を管理する

それ自体に気をとられるすぎるのもよくないとは記されていたが、非常に重要だと私は思う。 実際にここ数日Togglというツールで記録をしているが、自分の思っている以上に、ダラダラしたり、遊んだりしている時間が長いことがわかった。 また、これまではちょっと手があくと、寝転んでスマホをあてもなくいじっていることが多かったが、記録すると思うと、何か意義のあることをしようと思えるため、今の所非常に効いている。食べたものを記録するというダイエット方法があるが、それと非常に似通ったものを感じる。

②日・週・月の三つの目標を立てる(プライベートも)

今まで、行き当たりばったりで生きてきたが、改めて自分の人生を見つめ直すきっかけになった。また、本書では、三つという数字がマジックナンバーだとして紹介されており、私は非常に納得した。

③瞑想する

瞑想は、最近にわかに書店でもよく見かけるようになった。実際私もやってみたが、5分でも、安らかな気持ちになる。特に1日を無駄に過ごしてしまった気がして焦っている時や、嫌なことがあった時にすごく良い。

④水を飲む

筆者は1日4ℓ飲んでるらしい!

スマホは1日1時間

筆者はインターネットが集中力に及ぼす悪影響を非常に重視している。確かに私の実感としても、集中を乱すのはいつもスマホである。筆者は、ネットを基本的にオフラインにすることを推奨している。

⑥シングルタスクを徹底する

シングルタスクにすると、マルチタスクより生産性が増す。これについて最も危険なのは、マルチタスクにすると、生産性が落ちているにも関わらず、シングルタスクより生産的に仕事をした気になってしまうことである!!!

⑦週20時間と週90時間で成果は大差ない

週20時間働いても、週90時間働いても、成果が大差ないという衝撃の結果である。長時間働くと、生産性が落ちるのはイメージがあったが、まさか成果がほとんど変わらないとは、驚きである。

まとめ

本書で紹介された主な内容は上にあげた通りだが、見ての通り、実は目新しいものではなく、そうした方がいいのだろうなと薄々感じるものばかりだ。本書の価値は、そうしたtipsをエビデンスとともに掲げるとともに、具体的なアクションに落としたところにあると思う。私自身、本書の内容を実践しながら、自分に合ったものにカスタマイズしていきたい。また、実際には25個のtipsが紹介されているので、本気で生産的になりたい方は、一度全て目を通すことをお勧めしたい。

世界一の生産性バカが1年間、命がけで試してわかった25のこと (T's BUSINESS DESIGN)

世界一の生産性バカが1年間、命がけで試してわかった25のこと (T's BUSINESS DESIGN)

15年後、ぼくたちは働けるのか

シンギュラリティ後の世界

シンギュラリティ

近年、脚光を浴びている言葉がシンギュラリティである。 「シンギュラリティとは」とgoogleで検索すると、

シンギュラリティとは、人工知能が人間の能力を超えることで起こる出来事である

とある。 有力説によると、2045年、つまり現在から28年後の未来に、シンギュラリティが到来する、すなわち人工知能が人間の能力を超えることになるという。

人工知能に人間の仕事は奪われるのか

そして人工知能と、人間の仕事の在りようがどうなっていくのかを論じたのが、井上智洋著「人工知能と経済の未来」である。 本書によると、シンギュラリティに至るためには、強いAI=汎用AIの開発が必要であり、その実現アプローチは、全脳アーキテクチャが必要である。

強いAIとは

強いAIとは、弱いAIと対比されてよく用いられる言葉で、人間と同等以上の汎化能力を持つAIである。これだけだとわかりにくいが、弱いAIと対比すればわかりやすい。現在AIと呼ばれ、実用化されている、AlphaGo、画像認識、音声認識、etc...は弱いAIである。なぜならこれらは、その目的をデザインする人間を要求するからである。逆にその目的を自らデザインできるのが、強いAIと言える。

全脳アーキテクチャとは

強いAIを実現するために有力なアプローチは二つ存在する。全脳アーキテクチャと全脳エミュレーションである。 「人工知能と経済の未来」を引用すると、

「全脳アーキテクチャ」は、新皮質、基底核、海馬などの脳の各部位毎の機能をプログラム(モジュール)として再現し、後で結合する方法をとります。 「全脳エミュレーション」は脳の神経系のネットワーク構造の全てを(あるいは脳を分子レベルで全て)スキャンするなどしてコンピュータ上で再現します。

とある。言っていることは難しいが、前者は脳の理屈を解明し、これをプログラミングするというアプローチで、後者は脳の構成物を全て再現してしまうというアプローチである。著者は、後者のアプローチは、1000億のニューロンと1000兆のシナプスを持つ人間の脳に対しては難しく、実際この分野の代位一任者であるセバスチャン・スンもこの解析が可能となるのは、今世紀末と主張しているようだ。 したがって著者は、前者のアプローチ、すなわち全脳アーキテクチャによって汎用人工知能が生み出されるとしており、時期は2030年を予想している。

2030年の働き方

しかし全脳アーキテクチャで汎用人工知能が生み出された場合、人間の様々な欲望や感覚は再現できない。すなわち、自殺願望やそよ風を頬を撫でる快感、人間の身体をこう動かすと気持ちがいいといったことは、脳の作動原理を解明したからといって、容易にプログラミング・再現できるものではない。 その意味で、人間の仕事が100%置き換えられるということはなく、著者は人間の仕事として残りやすい3類型、CMHを示している。

人間の残された仕事、CMHとは

CMHとは、Creativity,Management,Hospitalityの略であり、 それぞれ

  • Creativity:作家や映画監督、商品企画など
  • Management:部下の管理や企業経営など
  • Hospitality: 介護、看護、保育、ヨガのインストラクタなど

である。著者は、これらの職業は「感覚の通有性」、すなわち相手の人間の感覚を想像・考慮できるという能力が必要なため、比較的AIに奪われにくいとしている。ただしこれらも100%置き換えられないということではない。私もコンサルタントの端くれとして、Managementを頑張らなければ。

ベーシックインカムが必要だ

著者は、2045年には全人口の1割程度しか働かない社会が来るだろうと予想し、そうした社会で必要な制度として、ベーシックインカムの導入を提言している。 私はベーシックインカムについて、富裕層・貧困層にかかわらず同額を給付してしまうと、不公平感があるという点が問題になるのかと思っていたが、所得税を財源としてしまえば、自動的に累進的な仕組みになると聞いて、なるほどと思った。当たり前か。

まとめ

人間の残された仕事としてのCMHは納得感があり、今後のキャリアを考える上でも考慮する必要がある。 またベーシックインカムについては、AIの導入いかんに関わらず重要な社会制度なので、勉強したい。 本日ぼろ負けしたとはいえ、希望の党の政策にも挙げられており、もしかすると日本の国会の場でも討議される日がくるかもしれない。

"非モテの帝王"武者小路実篤著『友情』は昭和の傑作ラノベ

生涯もはや一冊しか本が読めないとしたら、僕は武者小路実篤著『友情』を選ぶだろう。

文学つまらない問題

日頃から趣味は読書と言っていると、お勧めの本を聞かれることも多いわけだが、そこで文学作品を答えたりなんかすると、だいたい引かれる。
まあ実際、文学のほとんどは面白くない。面白いと言われていてもfunnyというよりは、interestingな、こういう面白さもあるわなみたいなものだったりする。 でも別にそういう面白さは通常お呼びでない。 僕は一通り文学を読み込んできたつもりだが、その大半は文学を読む自分に酔うために読んだと言っても過言ではない。自称読書家ってそういう生き物だと思う。

それでも、『友情』は神がかり的に面白い。

ではなぜ今回、武者小路実篤なんていう、バリバリの文豪の作品をお勧めしているのかというと、理由は三つある。

  • キャラクターが現代調
  • 会話文が多い
  • 杉子みたいな女に騙された経験ってあるよね

あらすじ(ネタバレあり)

、とその前にあらすじをば。 簡単に言うと、イケてない主人公「野島」くんが、親友の「大宮」(イケメン)に好きな女を奪われるっていうどうしようもない話である。 タイトルは『友情』やけど、最終的に友情、完全に崩壊する。

お勧め理由①キャラクターが最高

そもそも文学ってなんでつまらんのかっていうと、キャラが古臭くて感情移入できないからだと思う。
その点、野島くんは現代のラノベ主人公のようなこじらせ方してて、最高である。最低で最高である。こいつ絶対童貞やと思うわ。
でもそれでいて憎めない。てか最後の咆哮を聞いて野島を好きにならないやつって果たして存在するのか。

君よ、君の小説は君の予期通り僕に最後の打撃を与えた。殊に杉子さんの最後の手紙は立派に自分の額に傷を与えてくれた。僕はもう処女ではない。獅子だ。傷ついた、孤独な獅子だ。そして吠える。君よ、仕事の上で決闘しよう。君の残酷な荒療治は僕の決心をかためてくれた。今後も僕は時々寂しいかも知れない。しかし死んでも君たちには同情してもらいたくない。僕は一人で耐える。〜〜

そして大宮も素晴らしい。こんな好青年っていつの時代もいるもんだね。この結末をもってしてもなお、友達になりたいレベル。
てか大宮は最初杉子と付き合うのはないわって感じなんですよね。杉子に言い寄られてるのに、若干ドン引きするくらい野島を勧めまくってるし。

野島の見かけばかりにまだひっかかっていらっしゃるように見えます。野島の魂を見てほしく思います。野島を友だからほめるのではありません。野島は実際、ほめていい僅かな人間の一人です。そんな男に恋されたことはあなたの名誉です。

結局悪いのは杉子

結局、野島に最初思わせぶりしといて「大宮さん大しゅきー」って言ってる杉子が悪いんすよね。「でもそんなつもりじゃなかったし〜〜」「尊敬はしてるんですけど〜そういう目で見れないっていうか〜〜」ってなんやねん。地獄に落ちろ。

お勧め理由②『友情』は会話文が8割

文学ってなんでつまらんのかっていうと、聞いたこともない古臭い描写表現が延々続くからだと思う。
その点、『友情』はほぼ会話文なので、読むのに変なストレスがかからない。その上文庫で150ページくらいなので、すぐ読めてしまう。
薄くて、会話が多くて、しかも面白い文学作品とあれば、もう読まない理由が存在しない。

お勧め理由③杉子あるある

結局『友情』とは杉子という一人の女にかき乱される男たちの友情の物語である。でも杉子みたいな女性って現代でもよく見かけると思うのです。
この杉子という存在が、野島への共感を、『友情』への共鳴を支えてくれているのかもしれない。
かくいう僕も、初めて『友情』を読んだ時には、蘇る黒歴史に耐えながら「女ってやつは」と叫んだものだ。

結論:読めばわかる

とにかく神作品かつ薄くてしかも安いという、早い、安い、美味いみたいな小説なので、ぜひ読んでみていただきたい。

この本がきっかけで、 実篤ゆかりの地仙川に引っ越したくらいの作品。

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